未来経済ラボ

新しい経済で生きる実験の記録です

#4 語学学校を選ぶときに考えた2つのこと

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今回は、私が語学学校を選ぶときに考えていたことについて書きます。

 

留学すると決めたからには、自分に合った最高の学校を選びたいですよね。学校の選定にあたっては本当にいろいろな要素を検討することになりますが、ここでは個人的に特に重要だと考えている以下2点について触れてみたいと思います。

 

  • 講師の質
  • 滞在施設の質

 

講師の質

 

授業の質は教材の質でもカリキュラムの質でもなく、講師の質でほぼ全てが決まる点については議論の余地はないと思います。ただしフィリピンで英語が公用語だからと言って、どこの学校も講師の質が同じだと思ったらそれは大間違いです。英語が話せることと、それを上手に教えられることは全く別次元のことだからです。

 

ただ、問題は事前にその質を窺い知るのは非常に困難であることです。学校のWEBサイトには基本的にいいことしか書いていないので。そこで、次の点に着目してみました。

 

  • 口コミ情報
  • 採用ポリシー

 

口コミ情報

 

やはりベースとなるのは口コミ情報だと思います。School Withのようなサイトで経験者が実際に語る情報は、学校を決めるにあたってありがたい存在ですよね。

 

フィリピン留学・語学留学の日本最大級口コミ情報サイト【School With】フィリピン留学・語学留学の日本最大級口コミ情報サイト【School With】

 

口コミサイトについても、誰が書いているか分からないのと、あまり悪いことは書かれていないのであくまで参考程度にとどめるべきですが、卒業生の多くが特に「講師の質」を手放しで賞賛しているような学校であれば、信頼度はかなり高くなってくるのかなと思います。

 

検討している学校を卒業した知人がいるのであれば、ぜひ直接話を聞いてみるのが一番よいです。

 

採用ポリシー

 

2点目は採用ポリシーです。

 

フィリピン人講師も、ビジネスパートナーにしたくなるような人から、ちょっとなんだかなぁ・・・と感じるような人まで、そのレベルは大きく異なる点については前述の通り。

 

これついては経営側も当然把握しており、採用にあたっては何かしらのポリシーを持っているはずで、講師の質に自信があればそれをアピールしてくるはずです。

 

なので、各学校が講師の採用にあたって客観的な指標を打ち出しているかは、ぜひ確認したいポイントです。

 

例えば、MBAは「採用倍率50倍」、FEAは「英語講師歴5年以上、もしくは英語講師資格取得者」と謳っていたのが個人的には決め手になりました。実際、講師の質には満足しています。

 

もしこのあたりを誤魔化されるようであれば、その学校は少し怪しいかもしれませんね。

 

滞在施設の質

 

日本人の多くは清潔で快適な住環境に慣れてしまっており、フィリピンでの生活をイメージするのは難しいと思います。

 

かくいう私も、いわゆる発展途上国と言われている国に渡るのは今回が初めてで、頭では分かっていたけれど実際に来てみると、シャワーの水圧が低かったり、お湯が出なくなったり、排水がうまくされなかったり、虫が湧いたり、ああ日本のサービスや製品ってほんとにすごいんだなぁ、当たり前じゃないんだなぁと感じることばかりでした。大きい方をしたら便器が詰まってしまって死にたい気持ちになった、という人の話も聞いたことがあります。これ、全部ホテルでの話ですよ。

 

ほとんどの人にとって慣れない環境のはずなので、疲れも溜まりやすいです。そんな中で、ゴキブリが這っているような部屋で、石のように固く、寝返りもうてないほど狭いベッドで眠って、疲れが取れるとはとても思えません。

 

ということで、日本人にとってフィリピンの滞在施設は基本的にマイナスギャップとなる要素なので、どんなに慎重になってもなりすぎることはないと思います。

 

個人的には、特に女性や、お金に余裕のある社会人にはホテル滞在型の学校をオススメします。料金はワンランク上がりますが、生活の快適度、学習の効率は全く違うと思います。ちなみにMBAとFEAはホテル滞在型です。

 

ホテル滞在型じゃなきゃダメ、というわけではないですが、個人的に経験がないので、ホテルでない場合は滞在施設がどのようにアピールされているかをよく確認するとよいと思います。

 

逆に、WEBサイト等で滞在施設について一切アピールしていない学校は怪しいと考えていいと思います。学校経営者の視点で考えれば、有利な点についてはアピールし、不利な点には触れない心理が働くはずなので。

 

値段のカラクリに騙されないように

 

ここで、やっぱり気になる料金の話をします。ここで、こちらの語学学校一覧を見て頂きたいと思います。私が留学中に大変お世話になった「俺のセブ島留学」さんから拝借させて頂きました。

 

「フィリピン・セブ島留学」語学学校徹底比較!日本人経営から韓国人経営 | 俺のセブ島留学|4ヶ月の語学留学で学んだ成功するフィリピン英語留学「フィリピン・セブ島留学」語学学校徹底比較!日本人経営から韓国人経営 | 俺のセブ島留学|4ヶ月の語学留学で学んだ成功するフィリピン英語留学

 

学校一覧を見てみて、かなり料金にバラつきがあったことに気付きませんでしたか?これほど差があると、どうしても安い学校に目が行ってしまいますが、ここで伝えたいのは、

 

高いのにも安いのにも理由があるので、安易に安い学校に飛びつくべからず!

 

ということです。なぜかというと、フィリピンの語学学校市場はすでにレッドオーシャン状態で、各社とも経営努力によって、削れるコストは徹底的に削っています。

 

つまり、価格の差が大きい場合、それは顧客ターゲットの違いに起因している可能性が高いです。

 

例えば、学生をターゲットにする学校は、料金を安くする必要があるので滞在施設も質素になりがちです。講師にもあまり高い人件費がかけられないので質については十分に検討する必要があります。一方、社会人向け、あるいは上質な留学生活を求めている層にアピールしている学校については逆のことが言えるため、強気の価格設定をしてきます。

 

料金は確かに意思決定に大きく影響する部分だとは思いますが、ここで安易に安いという理由だけで学校を選ばないように気をつける必要があると思います。

 

「コスパが高い」の意味を取り違えないように

 

こちらの記事で述べたフィリピン留学のメリットの1点目に「リーズナブルな価格で」というものがありますが、個人的には安いから飛びつく、のではなく、コストパフォーマンスが高いからこそ、たくさん投資すべきだと考えています。

 

お金のない学生ならともかく、それなりに収入があって本気で英語を勉強しに来ている社会人であれば、こんなところでケチってはいけないです。我々社会人にとってはちょっとのお金よりもまとまった時間の方が貴重なはず。「安かろうは悪かろう」はフィリピンでは特に当てはまるというのが実感です。

 

高くてもせいぜい1ヶ月20万前後です。欧米の英語圏での留学はこの2〜3倍するそうですね。もしサービス内容に納得したのであれば、思い切って投資してしまいましょう

 

(だいぶいい感じに煽りましたが、高ければ高いほど良いと言っている訳ではもちろんないです)