未来経済ラボ

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#191 ゴージャスなジャズピアノトリオが聴きたいなら"Oliver Jones"がオススメ!

「一番好きなジャズピアニストは誰ですか?」

 と聞かれたら、間違いなく"Oliver Jones"と答えます。即答です。

 

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YouTubeに11曲、1時間弱のライブ映像があったのでプレイリスト作ってみました。

ここから先は再生しながらお楽しみ下さい。

 

 

 

ゴージャス!

 

ジャズピアニストにもほんとにいろいろなタイプの人がいるけれど、この人の魅力を一言で表現するなら「ゴージャス」に尽きます。

 

ジャズという音楽は演奏中のほとんどの時間をアドリブが占め、その時間は自由に音を選ぶことが許されるので、ソロの時間は耳触りという点で言えばメロディに比べると当然完成度が下がりがちです。実際、プロであってもソロがとても聴けたものではないピアニストもいます。好みの問題ではありますが。

 

しかしこの人がすごいのは、ソロもまるでメロディの一部であるかのような、曲全体がワンコーラスであるかのような世界を表現してしまうことです。クラシックピアノに出てきそうなフレーズや音も選んでます。それでいてクラシックではない、そんな旋律。私も自分の演奏スタイルにこの人のテクニックをたくさん取り入れました。

 

 

見た目はいかつい!

 

それでいて、見た目はオスカーピーターソンのような、電車で目の前の座席に座られたら次の駅で降りる振りして隣の車両に移りたくなるような、なかなか怖いがたいとお顔をしてらっしゃいます。この風貌からあの音が出てくるのは正直信じられないというか、女性はギャップ萌えしてしまうのではないでしょうか。

 

ちなみにこの人もオスカーピーターソンと同じカナダ人です。

 

 

知られてない!

 

ジャズを演奏していると好きなミュージシャンの話になるものだけど、不思議なことにこの人の存在は意外と知られてないんですよね。ビル・エヴァンスがいいとか、上原ひろみがいいとか、小曽根真がいいとかはよく聞くんだけど、そういうリストに名前が全く出て来ないんです。日本でプロをやっている方と話していても初耳だという方は多く、むしろ教えると感謝されることすらあります。

 

 

幸せな気持ちになるジャズを堪能あれ

 

というわけで、全力でオススメするミュージシャンです。

私は2015年、この人ばっかり聴いてました。

 

アルバムならまずは"Second Time Around"を聴かれるとよかです。

"Misty"とか最高傑作です。

 

Second Time Around

Second Time Around

  • Oliver Jones
  • Jazz
  • CAD 7.59