未来経済ラボ

新しい経済で生きる実験の記録です

#131 それでも私が会社勤めを続ける理由

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前回の記事では、雇われずに稼ぐことの重要性を説きました。では、なぜ私が会社勤めを続けるのかについて今回は書いてみようと思います。

 

私が会社勤めを続ける理由

 

それは、雇われずにそれなりの収入を稼ぐためには、やはりビジネスをある程度分かっている必要があると考えているためです。自分の商品やサービスで収入を得るために、どんなことを考え、どんなことをする必要があるのか、を実務を通して知りたいのです。

 

中には、そんなものを現場で学ばずともいきなり本番で成功させてしまう人もいるのでしょうが、人によって能力も取れるリスクも違います。会社に所属してビジネスをやるメリットの一つは、リスクゼロでチャレンジできることです。

 

だから、会社での仕事は、今月のお給料を手に入れるためではなく、稼ぐ力を身につけるためにすべきなのです。

 

恥ずかしい話ながら、私は新卒で最初の会社に入社してから昨年退職するまで、そういったことを意識せずに仕事をしていました。なので、向こう数年間はこれを学ぶべく邁進する所存です。

 

会社勤めをしながら、自分のビジネスの種まきを

 

もう一つポイントがあります。それは、会社勤めをしながら、自分のビジネスの種まきをすることを忘れない、ということです。

 

会社に勤めるだけで自力で稼ぐ練習をしなければ、それは結局ただ会社に勤め続けているのと同じです。いざというときに会社を退職してビジネスを立ち上げる勇気なんて出ないです。だから、会社でビジネスを学ぶと同時に、短い時間でも、少しの金額でもいいから自分で稼ぐことを始めるべきなのです。

 

実は、本ブログもその一環だったりします。これを通じて、世の中にどんなニーズがあるのか、自分が何を強みとしているのかを知りたいし、これをきっかけに仕事や収入が生まれたら最高です。

 

そうして自力である程度のお金を稼げるようになったら、もう会社を辞めることへの恐怖はなくなっているでしょう。

 

誰もが自力で稼ぐ力を身につけるべき時代に

 

ここまで、幸せな働き方を手に入れるための考え方とそのプロセスについて書いてきました。中には、生活さえ安定していれば一生会社勤めでも構わない、という考え方の人もいるかもしれません。ところが、我々の世代はもう年金はもらえません。年金の仕組みにイノベーションが起こって運良くもらえるようになることがあるのかもしれませんが、少なくとももらえない前提でライフプランを設計しておく必要があるのは、日本の少子高齢化を見れば一目瞭然でしょう。

 

ということは、我々は60歳を過ぎても死ぬまで一生稼ぎ続けなければならない、ということです。今は大丈夫でも、人はだんだん老いて弱っていくことを忘れてはなりません。60歳を過ぎても、今と同じ仕事をできる自信がありますか?外国から、より安い賃金で働ける人が来たらどうしますか?その仕事は、近い将来ロボットに取って替わられるものではないですか?これらを全部クリアしても、そもそも雇われなかったらどうしますか?

 

こう考えると、誰もが自分で稼ぐ力を身につけるべき時代が来ていることを痛感させられます。

 

だいぶ偉そうなことを書きましたが、これは私が常日頃自問自答していることです。これからもこのことを忘れずにキャリアを積み上げていきたいと考えています。