未来経済ラボ

新しい経済で生きる実験の記録です

#226 東京に住むとかかる3つの「お金の病気」について

「東京」と「お金」の関係について考えてみたら、東京に住むとかかる3つの病気があることに気付きました。

 

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1.何でもお金で解決しちゃう病

 

まずはこれ!東京はお金さえあればたいていのものは手に入るし、人が面倒に思うことについてはほとんどサービスがあるので、何でもお金で解決する癖がついてしまいます

 

分かりやすいのが食事でしょう!朝はドトールでコーヒーとパン、昼は会社近くのコンビニの弁当、夜はココイチのカレー、しめて2,000円。みたいな。最近は自炊する人がほんと少なくなったようで寂しく感じます。

 

そして飲み会で終電を逃せばタクシーで5,000円分走り、月10万円払って借りているマンションに帰る。最近は家事代行なんてのもあり、マーケットは拡大しているそう。家事までアウトソースする人いるんですね。。。

 

花火大会では場所取りが面倒なので、チケットぴあで2,500円の有料席を2席確保。

 

こういう生活をしていると、「問題はお金で解決するもの」という価値観が嫌でも刷り込まれていきます。

 

2.お金がないと生きていけない病

 

なんでもお金で解決するものだから、「生きていくにはお金が必要だ!」という強迫観念に取り憑かれてしまいます。

 

そうすると何が起こるかと言うと、多くの人は今の生活を維持するために必然的に会社にしがみつく行動をとるようになり、人生における自由度と幸福度が下がっていきます。

 

3.もっとお金が欲しくなる病

 

生きていくのに必要な金額だけあれば十分、という人もいるだろうけれど、ほとんどの人はもっとお金が欲しくなってしまいます。

 

ただ昇給というのは不思議なもので、お給料が上がった瞬間は嬉しいんだけれど、すぐにそれに慣れてしまい、もっと欲しくなってしまうんですよね。降給なんてあろうものなら立ち直れないほどのショックを受けることになります。

 

まるで自分のしっぽを追いかけるヘビのように、こうして東京の会社員は一生昇給を目指し続ける訳です。

 

まとめ

 

他人事のように書いたけれど、これは私個人が東京で8年半働いていて実際に感じることです。これは各々の性格というよりは、完全に環境のせいだと思いますね。東京の飲食店が、タクシーが、不動産屋が、会社が、我々を洗脳しているのです。

 

人生の幸せって、実は「お金のことを考えていない時間がどれだけ長いか」で計れるんじゃないでしょうか。それくらい東京のお金の魔力は恐ろしいなと、住んでいて切に思います。

 

実は、私が田舎暮らしを目指す理由の一つにはこれがあります。安くて美味しい素材で自炊をし、自転車に乗り、家賃の安い家に住み、問題はなるべく自分で解決し、会社に行かなくてもなんとかなる、お金がなくてもなんとかなる、という安心感とともに生き、お金ではなく幸せを追求する

 

そんなライフスタイルを目指して、これからも準備を進めていきます。