未来経済ラボ

新しい経済で生きる実験の記録です

#129 会社はあなたを幸せにしてくれる場所ではない

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3については議論の余地はないと思うので、今日は4について。

1.日本はすでにこれ以上物質的に豊かになれないほど豊かになってしまった

2.今後は精神的な豊かさを追求していかないといけない

3.一方で、生活のためにはある程度お金を稼がなければならない

4.ところがその手段は会社に所属するしかなく、会社での仕事は精神的に満たされない

 

お金を稼ぐ≠雇われる

 

4はこの中で最も重要です。極論すれば、お金を稼ぐ=雇われる、だと多くの人は思っているから、結果的にやりたくもない仕事をやってストレスを感じるんだと思ってます。1と2を理解した上で、自分の中で4をいかに覆すことができるか、がこれからの日本人が幸せに生きるためのポイントではないでしょうか。

 

もちろん、会社という存在自体に問題があるわけではないし、いまの会社員生活に全く不満がないという人もいると思います。

 

問題はその働き方です。多くの人は週に5日間もフルタイムで働かされ、仕事量や人間関係のストレスに悩まされているのが実情ではないでしょうか。それでも生活があるから仕事を辞めるわけにはいかない。

 

一部ではこういう取り組みも始まり、かなり受け入れられているようですが、まだ大多数の会社は多様なワークスタイルに寛容ではありません。

 

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会社はあなたを幸せにしてくれる場所ではない 

 

私は、そもそも会社という場所はそれが当たり前だと思っています。会社っていう仕組みは、一人ではできないことを、多くの人が集まって役割分担することで実現するためのものです。その過程で業務が効率化され、人数の割に大きな利益が生まれるから、結果的に給料も一人では稼げないほどの額をもらうことができるわけです。ただし代わりに、会社は従業員を拘束します。だから会社は従業員を幸せにするために存在している訳ではないです。幸せにしようと努力している会社はあるかもしれませんが、それが第一の存在意義ではありません。

 

だから理想の会社を探し続けている人がもしいるのなら、そんなのは一生現れないことに早く気付くべきです。それに気付いた瞬間に、会社はこれまでの「依存する対象」から「スキルを提供して対価を頂き、さらにスキルを磨く場所」になり、ドライで対等な付き合い方ができるようになるのではないでしょうか。ストレスもかなり軽減されることうけあいです。

 

運良く我々の価値観に合った会社が現れてくれるのはもちろん歓迎だけど、そんなのは自分でコントロールできるものではないので、まず自分側が変わる努力をすべきなのかなと。

 

そこで提案したいのが二つの考え方です。次回に続きます。