未来経済ラボ

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#139 大手キャリアとのスマホ契約はもはやお得ではない2

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前回挙げた理由2点はこちら。

 

・昨年頃からMVNOが台頭し始めた

・総務省が今年7月に、SIMロックの解除を通信事業者に義務づけることを決め、SIMフリー端末が普及し始めた

 

一つずつ説明していきます。

 

昨年頃からMVNOが台頭し始めた

 

前回の動画にもあった通り、MVNOを利用する最大のメリットは「低価格」なんですね。一番安いものでは、なんと月額480円からのスマホライフが実現します。

 

では、どれぐらいの業者があるのでしょうか。こちらのブログに一覧が掲載されているので紹介します。

 

 

ここで紹介されているのはデータ通信機能に加え、音声通話やSMSも利用可能なもののみなのですが、それでも20もの業者が参入しています。データ通信機能のみのMVNOの方が多いと聞いているので、どれだけMVNOがメジャーになってきたかが分かるかと思います。

 

新規参入が相次いでいるということは、競争も激しくなっているということであり、そのサービスや価格は日に日に改善されています。いま少し不満があっても、半年後、1年後には解消されているかも。

 

SIMフリー端末が普及し始めた

 

MVNO業者のほとんどはdocomoから回線を借りているので、docomoで購入した端末、あるいはSIMフリーの端末を利用する必要がありますが、これまでは後者が圧倒的に少なかった。その理由は、先の動画にもあった通り、大手キャリアが顧客を囲い込むため、回線と端末をセットで提供する「SIMロック」が行われていたことがあります。

 

ところが、今年の7月に総務省がこれの解除を義務化しました。



これは利用者が、大手キャリアが発売する端末を他のキャリアでも使えるようになったことを意味します。回線と端末が分離したんですね。キャリアから見ると、利用者を縛り付けることができなくなり、サービスが悪かったり通信料が高かったりすると顧客が離れていくようになりました。キャリア間で競争が働くようになったのです。

 

このニュースに反応するかのように、最近はキャリアではなくメーカーも直接SIMフリー端末をたくさん販売するようになりました大手キャリア以外の選択肢が現実のものになってきたのです。

 

MVNOのデメリット

 

以上、MVNOとSIMフリー端末が台頭してきた経緯をまとめてみました。ここまで聞くと、誰が見てもMVNOの方に分があるように見えるけれど、実はデメリットもあります。

 

次回は、デメリットについて触れていきたいと思います。