#140 大手キャリアとのスマホ契約はもはやお得ではない3
今回はMVNOのデメリットについて考えてみたいと思います。
こちらのブログに注意点が書かれていたので共有します。
OCNモバイルONEを例に、MVNOのデメリットとみられる内容をみていきましょう。
1.データ通信の量に制限がある
MVNOと契約すると、ほぼ必ずデータ通信量に制限があると思っていいです。一日あたり50MBとか、一ヶ月あたり1GBとか。
そしてこの容量を越えると、その後の通信速度が下がる仕組みになっています。OCNでは最大150Mbpsが200kbpsになるみたいですね。使えなくなるわけではありません。
ここまでの段階で、スマホで動画をたくさん見る人にはMVNOは向かない、ということが分かると思います。
ところが、です。
大手キャリアと契約しても通信量制限ってあるんですよね。ここがポイントだと思っていて、動画たくさん見るからって、じゃあ大手キャリアと契約すれば万端かというとそうではなくて、その場合でも容量を気にしながら見ないといけないんです。加えて、大手キャリアの制限は一日単位ではなくて必ず一ヶ月単位なので、月末までの日数を考えながら使わないといけないのもやっかいです。
まとめると、データ通信量に制限があることは確かにMVNOのデメリットではありますが、それはMVNOだけではなく大手キャリアとの契約でも言えること、なんですね。制限のパターンが豊富な分、MVNOの方が使いやすいのではないでしょうか。
2.通話料は別料金
MVNOから通話機能のついたSIMを購入しても、それには無料通話は含まれていません。通話した分だけお金がかかります。逆に言うと、通話をしなければお金は一切かかりません。
ところが、大手キャリアと契約すると、2,700円もする通話し放題プランに強制加入させられます。LINEなどの無料通話アプリがあるこの時代に、一ヶ月に2,700円分も通話する人がどれくらいいるのかな、と思います。ビジネスなどでスマホを酷使するような方は別として、多くの方はたまに居酒屋の予約で使うくらいではないでしょうか。
LINEで通話をすると1の通信容量を圧迫するわけですが、ググッた範囲では、速度制限の状態でも普通に使えているようですね。
ということで、無料通話がないのは一見デメリットに見えるかもしれませんが、通話を無料アプリに寄せることさえできるのであれば、トータルで見てこの2,700円がほぼ丸ごと節約できるのはむしろ大きなメリットです。
3.キャリアメールが使えなくなる
ほとんどの人は友人とのメッセージ交換をLINEに移行して、その他のEmailをGmailに移行して解決ではないでしょうか。
世の中にはまだキャリアメールが必要なサービスがあるようですが、そういった制約は今後なくなっていくと予測しています。理由は簡単で、キャリアメールを登録しないと使えないようなサービスは、今後はユーザーが増えなくなっていくからです。キャリアに縛られるメールアドレスはユーザーがそもそも使いたいと思わないし、MVNOにもキャリアメールはありませんからね。
本当にデメリットなのか、よく考えて
上記の他にも、例えばdocomo派生のMVNOであっても必ずしもdocomoと同じ通話技術を使えるわけではない、同じエリアで通話できるわけではない、みたいな噂がありましたが、根拠となるデータが見つからなかったので今回は触れていません。
以上、MVNOの3つのデメリットについてみてきました。が、考え方を少し変えてみるだけで、また今のスマホの使い方を少し工夫するだけで、多くの人にとってこれらはデメリットでもなんでもなくなるのではないでしょうか。
今回通信業界のトレンドを調べてみて、今後は間違いなくMVNOの時代が来ると確信したので、私もSIMフリー端末を買うことに決めました。先日発売されたiPhone6はSIMフリー版もよく売れているようですね。MVNOのパフォーマンスについては追って報告したいと思います。
通信業界の仕組みはほんとに複雑で、知らない人、考えない人が搾取されるようになっているなぁとつくづく感じました。私もこの分野についてはまだまだ素人なので、見落としているポイントなどがありましたら教えて頂けると嬉しいです。
現在大手キャリアと契約している方は、次の2年縛りが解けるタイミングで、ぜひMVNOを検討してみて頂けたらと思います。