未来経済ラボ

新しい経済で生きる実験の記録です

#222 『悩みどころと逃げどころ』が超面白い!生き方に悩む日本人必読!

あー面白かった!これは生き方に悩む全ての人が読むべきです!

 

 感想

 

特に印象に残った部分を引用しつつ述べていきます。

 

今は船の中はたいして楽しくないけど、ずっとここにいれば、80歳の時にはきっと「いい人生だった」と思えるはずだと、そう信じてるんです。だから船を降りた人に対して「おまえ今、楽しくないだろ?」じゃなくて、「そんなところにいたら、老後に大変だぞ」とか言うんですよ。なんでそんな先のことを基準にして今の判断をするのか、まったくわからない

 

突き詰めると結局、お金の心配なんですよね。

 

例えば「会社辞めたら将来の年金減っちゃうよ!」みたいなのには要注意です。ほんとに最もらしく聞こえるし、こういうの聞いたら会社辞められなくなってしまいますよね。こういうことを言う人には近づかないのがいいと思います。

 

思考停止を正当化できる呪文。それさえ言っとけば、それ以上なんも考えなくていい、みたいな呪文。でもそうやって大事な場面で思考停止に逃げ込んでしまうと、自分自身と向き合えないままになってしまう。家族はもちろん大切です。だからって、自分は本当は何をやって生きたいのか、それをうやむやにして「いい人生」はあり得ない

 

 例えば「家族がいるから年収の下がる転職はできない。独立なんてもってのほか」みたいなやつもそう。毎月定収入が入ることに慣れるほど、そしてその収入が多くなるほど、その環境にしがみつこうとする力学が強くなっていく気がします。

 

 

とことんまで頑張って、あがいてあがいてあがき尽くすと、自分の器というか、〝分〟みたいなもの、役割とか居場所みたいなものがわかってくる

その「これくらいの人間なんだ」っていう気持ちに対する納得感が高いことが、「いい人生だ」と感じられる理由になっている

一度その道を諦めて、他の仕事までしてあがきまくった末にたどり着いた「やっぱりここしかない」っていう感覚は、子どもの頃の「ゲームしかない」とは明らかに違うレベルの納得感です。そういう、本気出して真剣にあがいた経験を経ないと、このレベルの納得感は得られない

ゲーム以外のことをやってみたら、俺ってホントに普通の人以下なんだってヒシヒシとわかったんですよね。そして、自分という人間がくっきりと見えてきた。「他の分野での自分の器ってこんなもんなんだな。だとしたらやっぱり格闘ゲームが、自分に与えられた役割なんだな。じゃあもう迷わずゲームをやっていこう。その中で努力して、その中で成長を目指そう」って決めることができました

私の場合も、いい大学、いい会社っていう大きな船に乗って「何か違う」とは思ったけど、「やっぱココでしょ!」って思える場所にたどり着くまでには、相当の紆余曲折が必要だった。そういう〝もがきあがく体験〟ってすごい貴重なんだね

事実として自分の好きなコトができてる、人より圧倒的にうまくできてるってことよりもさらに、「これこそが自分の進むべき道だ」って腹落ちすることが大切

しかもそれは頭で考えただけじゃダメで、実際にアレコレ試してあがいて腹落ちしてることが必要

 

ここは目からウロコでした。結局、「いい大学でて正社員の職を得ないとダメ」「最初の職場では辛くても3年続けないとダメ」みたいな、世の中でまことしやかに囁かれていることって、必ずしも本質ではないってことですよね。それは正反対の生き方をしてともに成功している二人が証明しています。

 

生き方に答えがあるのではなく、「自分が今の生き方に納得しているか」「納得できるまでもがきあがいたか」が大切なんだなと感じました。

 

フットワーク軽く、いろいろやってみたらいいんですよね。そしてその行動は、早ければ早いほどいい人生につながるんだなと思いました。結婚して子どもを持ってしまうと、思考停止の呪文で正当化できてしまいますからね。

 

生き方に悩む全ての日本人に薦めたいです!サクっと読めます。