未来経済ラボ

新しい経済で生きる実験の記録です

#233 直売所が好きでチェーン店が嫌いな2つの理由

食材を買う時は極力、生産者から直接買える直売所に行きたいです。

 

外食をするときは極力、オーナーが厨房にいる個人経営のお店に行きたいです。

 

 

なぜか?

 

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愛情を、ストーリーを感じたい

 

一つには生産者やオーナーとの会話を通じて、その食材やお店にかける愛情を、ストーリーを、感じることができるから。

 

甘夏のジャム一つとってみても、どういう風に育てた甘夏を、どういう風に調理してジャムにしたのかを聞くと、食べる度に会話が頭の中で再現されて幸せな気持ちになります。

 

実際に会えなくても、東京で熊本県のトマトを食べるより、熊本県に住んで熊本県のトマトを食べる方が、イマジネーションがずっと働く気がします。地元の恵みに、より感謝できるようになりそう。

 

生産者やオーナーとの距離が近いと、ショッピングが、外食が、ただの消費や作業ではなく、エンターテイメントになるんです。

 

考えてみれば常連さんができるお店も、そういうところが多い気がします。

 

 

生産者やオーナーにたくさん還元したい

 

もう一つには、同じものを同じ値段で買っても、生産者やオーナーにより多くのお金が入るから。中間マージンがないからです。

 

もちろん私たちがいろんなものを手軽に買えるのは卸や小売店のおかげなので、これ自体を否定する訳ではもちろんないけれど、

 

買いたいものが決まっているときは、支払う全てのお金が生産者に届いて欲しい、と常に思います。応援したいんです。

 

そうして生産者の方が潤えば、それは心からの癒しになるし、もっといいものを作ろうというモチベーションも湧いてくるはずです。売上ってとても大事です。

 

 

直売所が好きでチェーン店は嫌い

 

東京にいてがっかりする瞬間の一つに、モノやサービスがあまりにも多くの人を経ていて、生産者やオーナーの情熱を感じることができない、というものがあります。

 

もちろんその会社のオーナーやら社長は社会に貢献しようとして経営しているはずだけど、手元に届いた肝心なモノやサービスは、アルバイトによる単純作業によって提供されていて、軽い失望に似た感情を覚えることがあります。

 

だからチェーン店は嫌いです。東京でどこの街に行ってもあまり違いを感じないのは、このせいだと思います。効率はいいんでしょうけどね。

 

地方に行きたい欲求はこの価値観から来てるんだろうなぁとふと思ったので、書いてみました。

 

そんなわけで、東京にいても地方に旅行しても常に直売所を探し歩いているので、興味のある方は以下記事をどうぞ。