未来経済ラボ

新しい経済で生きる実験の記録です

#228 移住先候補は自分の好みでなく「移住者が多い」エリアから選ぶべき

先日、こんな記事を書きました。

 

 

記事のポイントは2つで、以下のようなことを書いています。(書いています、というか、イケハヤさんの『まだ東京で消耗してるの?』の引用です)

 

1.まずは「やりたいことリスト」ではなくて「やりたくないことリスト」を作ろう

2.自治体やNPOが移住支援を積極的に行っているエリアに移住しよう

 

で、最近ふと、移住を成功させるにはもう一つ要素があるな、と感じました。それは、

 

移住者が多いエリアに移住しよう

 

です。なぜか?理由は3つあります。

 

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1.よくリサーチされているから

 

移住というのは人生の一大イベントなので、希望者はよくリサーチしているはずですよね。

 

で、ある人がその土地を移住先に選んだということは、リサーチの結果、移住に伴う問題が起こりにくかったり、そもそも起こっても解決しやすかったり、ということが確認できたはずです。

 

確認するポイントは人それぞれだけど、「移住者が多い」ということはいろいろなポイントが網羅できている訳だから、それだけでその土地が魅力的である可能性が高いと言えます。

 

2.精神的な安定を得られるから

 

やはり一人で移住してしまうと、問題が起きたときに頼るあてもなく、不安になりますよね。そんなときに同じ「移住者」としてのネットワークがあることは、それだけできっと心強い味方となってくれるはずです。

 

3.新たな問題が発生しても解決しやすいから

 

2の延長にあたる内容だけど、移住者が多いと当然、問題が起きても相談しやすいし、相談した結果、誰かしらが解決策やヒントを持っている可能性が高いですよね。

 

上記の前提でランキングを見てみると、具体的な候補地が浮かび上がってくるのではないでしょうか。

 

「人気移住先ランキング」に注意!「移住者数ランキング」を見よう

 

ただここで気をつけないといけないのは、「人気移住先ランキング」の見方です。「まだ移住していない人の希望移住先ランキング」ではダメで、必ず「実際に移住者した人数ランキング」をチェックするようにしましょう。こういうのがいいです。

 

地方移住14年度、1万人超え 5年で4倍 毎日新聞など調査

http://mainichi.jp/articles/20151220/ddm/001/040/146000c

 

→記事の末尾に掲載されています。上の毎日新聞のものと同じ内容です。

 

ただ上のデータも山梨(66人)、福岡(131人)、京都(40人)への移住者が少なすぎる気がするので、もう少し調査が必要な印象です。「移住」の定義が特殊なのか、はたまた母集団が把握できていないのか。

 

最新のデータ、より良いデータが見つかり次第、本記事でアップデートしていきますね。