ビットコインのチャートを見過ぎてはいけない
ビットコインやアルトコインのチャートを見るのは程々にしましょう、というお話です。
チャートを見過ぎてはいけない理由
1.メンタルが不安定になる
人間って金銭的報酬の奴隷なんですよね。投資している対象の価格が上がれば嬉しくなり、下がれば不安になる。程度の差はあれ、全員そういうふうにプログラミングされている。で、チャートって、上がったり下がったりを数秒単位で繰り返すので、見過ぎると一喜一憂して疲れてしまうんです。
実際にメンタルを壊してしまった人を知っています。というか、取引所のチャットにいる人たちが全員そうです。これ全部ポジショントークなので、非表示にするのがオススメです。取引所はなんでこんなの置いたんだろうか。取引を煽って手数料を稼ぐためかな。。。
2.誤った投資判断をしてしまう
例えば以下のチャートを見てみましょう。これは2017/12/30時点のリップルのチャートで、過去最高値を更新しているときのものです。
こんなチャートが、数秒単位でどんどん上に伸びていると、
「早く買わないとどんどん上がってしまう!」
という気持ちになってしまい、焦って買ってしまうんです。
この「どんどん上がってしまう」というのは、短期的には正しいのですが、このようなペースで上がったものは必ずいったん下がるので、ATH(All Time High:過去最高値)をすごいスピードで更新しているときは買わない。いったん相場が落ち着くまで待つ。をルールにするのが鉄則です。
チャートを見過ぎていると、このようなシーンに出会う確率も上がってしまうので、そもそも「あまり見ないようにする」というのは重要なポイントだと思ってます。
これは反対に、相場が急落しているときに売りたくなってしまうときにも同じことが言えます。
なお、決してリップルが上がらないと言っている訳ではありませんので誤解なきよう。
チャートを見過ぎないようにするコツ
ではどうすればいいか?
1.投資金額を減らす
そもそも仮想通貨への投資は非常にハイリスクなので、余剰資金でやるべきです。相場がしょっちゅう気になってしまうということは、それくらいの大金を投資している可能性があります。そんな場合は一部の建玉を決済し、投資金額を減らすことをオススメします。メンタルを壊してしまっては元も子もありませんから、症状がひどい場合はいっそのこと一度全て決済してしまうのが良いです。すごいスッキリしますよ。
2.コインを取引所ではなくウォレットに置く
これは1ほどの効果はないものの、なかなか重要なポイントだと思ってます。チャートが気になってしまう人は、売買も頻繁に行なっていることも多いです。なのでチャートが気になるときは、すぐに決済できない場所、具体的にはウォレットに保管しておくのが良いです。すぐに決済できないと分かれば、半ば諦めの気持ちでチャートに向き合うことができます。また取引所はハッキングの標的にもされており、コインを置いておくのはリスキーなので、セキュリティの観点でもこれは理にかなっています。
3.仮想通貨には長期投資で向き合う
最後はテクニックではなくマインドセットです。仮想通貨はまだまだ黎明期で、実際に使えるアプリケーションやお店も出てきたばかりです。盛り上がるのはこれからなので、たった一日の値動きに翻弄されるのはナンセンスです。よく勉強して、価値があがると信じられる銘柄を長期で保有するのが、結局のところ一番大きな果実が得られるはずです。
以上です。こんなにワクワクする技術革新に個人として参加できるチャンスもそうないので、メンタルに気をつけながら、仮想通貨投資と付き合っていけるといいですね。