未来経済ラボ

新しい経済で生きる実験の記録です

#203 結婚相手は「収入」じゃなくて「支出」で決めろ!年収至上主義の崩壊

みんな大好きお金の話。

 

いやほんとにね、これからは「収入の高い人」ではなくて、「支出の低い人」が生きやすいと思うんですよ。男も女も。

 

その理由は3つあります。男性の年収に目がくらんでいる女性にお見舞いする痛恨の一撃、どうぞお楽しみ下さい。

 

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1.その年収はずっとは続かないから

 

年収が高いと反応してしまう気持ちはよく分かるんだけど、未来永劫その収入が続くものだと無意識のうちに思っていませんか?もちろん、その環境に居続ければすぐに脅かされることはないだろうけど、年収なんてあくまで過去の情報に過ぎなくて、言ってみれば学校の成績表や企業の売上みたいなものです。転職しても下がることは普通にあることだし、会社員であれば会社の業績次第でカンタンにカットされます。自営業になったらもっと不安定です。

 

そう、来年も同じだけ入ってくる保証なんてどこにもないのです。少しでも安定、安心を手に入れたいのであれば、「いくら稼いでいるか」よりも「資産をいくら持っているか」を調べた方がまだ有益だと思います。PLよりBS!

 

2.浪費癖は直らないから

 

「結婚すれば変わってくれるはず」と考えているアナタ!甘すぎる!

 

浪費癖は変わりません。一度上げた生活レベルが下がることはまずないと思った方がいいです。

 

特に女性からすれば、妊娠して子どもを生んで育てることを考えると少なくともパートナーに年収600万円は求めたい、という気持ちもあるでしょうが、「600万円稼げているか」より「600万円稼いで、1年後いくら残っているか」の方がはるかに大事です。

 

3.支出の多い人は年収ダウンという選択肢がとれないから

 

お金が貯まらない生活をしている人は、今どんなに稼いでいたとしても、収入を戦略的に減らすことができません。これは上記2の理由があるのと、そもそも貯蓄がないからです。収入を戦略的に減らすことができないということは、今の環境に不満があっても、簡単には次のフィールドに行くことができないことを意味するので、ストレスが大きく、かつ不自由な生活を強いられることになります。この問題がパートナーに影響を与えないはずがありません。

 

支出が少ない人は生活が計算できる

 

そう、支出が多い人は燃費の悪い車みたいなものです。どんなにガソリンを持っていても、あまり遠くに行けないのです。

 

一方で支出の少ない人は、「2人で月に20万円あれば生活できる」といった計算が立ちます。収入が多くなかったとしても、「私が月に5万円稼げば大丈夫」と思えるのは大きな安心材料でしょうし、加えて貯蓄があれば盤石ですね。二人の価値観次第では、生活費の安い引っ越したりと、欲しい環境を自分たちの手でつかむことができます

 

支出の少ない人を見分ける方法

 

分かったけど、じゃあ具体的にどうすればそんな人は見つかるの?という方のために、支出の多い人を見分ける方法を伝授します。

 

1.お酒をよく飲むか?

まずはなんといってもこれ!お酒を飲まない人は、支出という点においてはそれだけで超優良物件である可能性が高いです。飲み会、1回5000円ですよ?火を見るより明らかです。

 

2.タクシーによく乗るか?

ただ、多くの人はお酒が好きだと思うので、次に見るポイントはタクシーです。「タクシーに乗るのはもったいないから終電には乗ろう」と思ってるか、「終電逃したらタクシー乗ればいいや」と思ってるかはその人の金銭感覚が最も出るところといっていいでしょう。近くても1回3000円、遠い人は10000円以上吹っ飛びますからね。。。

 

3.ブランドものを身につけているか?

これは分かりやすいですね。私も女性を見るときはまず「ブランドものを身につけていないか」を必ずチェックします。バッグや時計に「GUCCI」「HERMES」「Cartier」とか書いてあったら引くわ

 

メンズだと判断しやすいのは時計かなー。あまりブランド名は目立たないだろうけど、やたらオシャレだったら要注意ですね。

 

4.ギャンブルをするか?

これは危険!無尽蔵にお金を使ってしまいかねない習慣だから。。。

 

5.借金があるか?

だって収入以上に支出が多いということですよ!

 

経験則では1がYESでも2以降がNOであれば大丈夫だと思います。

後ろに行くにつれヤバいです。5がある人はそれだけで完全アウトでしょうね。

ううむ、我ながらいいチェックリストだ!

 

まとめ

 

支出の少ない人の方が生きやすいことがお分かり頂けたかと思います。ただ、これって実用面でのメリットだけでなく、これからはこういう生き方が「カッコイイ」とさえ思うんです。

 

だって、いまの日本人って、欲しいものはたいてい手に入る時代に生まれていて、お金を使ってもその悦びは刹那的なもので、すぐに消え去ってしまうものだと思うんです。なのに消費し続けないと満たされない、たくさんお金がないと生きていけないなんて正直「ダサい」です。

 

自身はお金がそんなになくても生きていけて、しかも消費じゃなくて何かを生み出すことができるなら、それは最も安定していて、世の中の変化にも強いのではないでしょうか。

 

そんなお話でした。

 

なお誤解のないように言っておくと、収入の低い人を擁護している訳では決してないです。やっぱり一般的には仕事のできる人ほど収入が多いですから、収入自体はもちろん多いに越したことはありません。加えて支出が低い人がいれば最高でしょうけれど、そんなのはきっと宝くじを当てるような確率です。

 

だから、「収入」か「支出」のどちらか一方だけに目を向けるのであれば、ぜひ後者にしましょう!という提案でした。

 

ただし倹約家にはケチな人もいるので、特別な日には奮発してくれるかどうかはチェックした方がいいかも。

 

盛り上がりそうな話題だなー。おしまい。