#216 福岡の物価は本当に東京より安いのか?実際に旅して検証してみた
地方移住をしたい背景の一つに、「お金への依存度を下げた生活がしたい」というものがあります。
東京にいると、収入が増えれば増えるほど物事をお金で解決してしまい、お金がないと生きていけなくなってしまう。
これはとても恐ろしいことで、お金の価値がなくなったり、大きく毀損したりすると、とたんに不自由になってしまうことを意味しています。
この流れを断ち切りたいのです。
収入が今より減ろうとも、それ以上に生活コストが下がるのであれば、その選択肢は十分検討に値すると考えています。
飲食店での体験や、不動産屋やアルバイトの広告から感じた相場感を記録しておきます。食事編ではいいお店を厳選して行ったので、グルメガイドとしてもご活用頂ければと思います!
食事編
感覚値では、同じクオリティで東京の20〜30%ほど安かったです。
たんやHAKATA
牛たん麦とろろ定食。1,065円+税。東京だと1,200〜1,300円はしますよね。
SHIN SHIN
18:30でも行列ができる人気ラーメン店。
ラーメンは600円でした。東京でとんこつラーメンは800円以上する気がする。
京寿司
こちらは食べログの回転寿しランキングで全国1位をとった、小倉(こくら)の京寿司。
白皿は120円、赤皿は240円でした。8皿食べて今回は1080円+税。やっす。ネタの新鮮さが口に運んだ瞬間に分かります。
一心不乱
こちらも人気店。
黒こくとんこつ650円。
ひらお
福岡の天ぷらといえば「ひらお」というほどの名店。
天ぷら定食720円。東京だと3ケタでは食べられないですよね。
余談ですが11:30に入店しても30分待ちます。12:00なんかに入っちゃったら悲惨です!お気をつけ下さい。
天ぷらは揚がったものからお皿に乗せてもらえます。
食べかけですみません。追加が来たのでパシャリ。
住居編
感覚値では、同じクオリティで東京の50%ほど安かったです。
天神の不動産屋の広告
小倉(こくら)の不動産屋の広告
筑前前原の不動産屋の広告
給料編
感覚値では、アルバイトの場合東京の20%ほど安いです。
薬院大通のロイヤルホストのアルバイト広告
伊都菜彩のアルバイト広告
時給750円とのことです。糸島市になるとこの相場みたいです。
まとめ
給料はそのままで生活費だけが下がるなんて、やはりそんな美味しい話はある訳がなくて、少なくとも給料と外食費の関係は東京と連動している印象を受けました。
ただ忘れてはいけないのは、福岡では素材の質が素晴らしいというところ。以下の記事だけでも十分に窺い知れます。
そして何より大きいのが住居費!東京の半分というのは見逃せないポイントです。東京で家賃10万のところに住んでいた人は同じ物件に5万で住めるわけですから、年間で最低でも60万円を節約することができる訳です。税金や保険料が20%だとしたら、それは収入で言う75万円に相当する訳なので、移住にあたり住居面だけで75万円の年収ダウンが無条件で受け入れられることを意味します。
というか、生活にお金かかんないんだから、こういう引き算の発想ではなく「そもそもいくらあれば生きていけるか」を足し上げていけばいいと思いました。福岡はそれが計算できる都市だと、実際に旅をして確信しました。