未来経済ラボ

新しい経済で生きる実験の記録です

#170 食事しない人以外は絶対読むべき『食品の裏側』

素晴らしい本に出会いました。

  

オススメ度:★

 

何年かに一回、自分の価値観を根底から覆されるような本に出会うのですが、本書はまさにそれでした。

 

ポイントをまとめると、

 

  • 身の回りのほとんどの食品に添加物が入っている事実と、そのリスクを正しく理解すべし。また、リスクのみならずメリットも理解すべし。添加物が入っているのには理由がある
  • 加工度が高くなるほど添加物が多く含まれている
  • 一方で、日々の食事で添加物をゼロにすることはもはや不可能なので、可能な限り「減らす」ことを意識するのがよい。
  • 食べ物がこんなに安く、こんなに簡単に手に入るなんておかしいと思わないといけない。素材から調理することの大切さを学ぶべし。

 

本書を読んで変わった行動はというと、

 

  • 食品を買う前に必ず裏側の原材料表示を確認するようになった
  • 健康のために良かれと思って食べていたスーパーで売っているパックサラダを、一切食べなくなった。殺虫剤の海を泳いでいたなんて・・・
  • ヨーグルトもフルーツ入りのものからプレーンのものに変え、フルーツは別に調達するようになった
  • もともと健康のためになるべく自炊を心がけていたけれど、外食の予定があるとき以外は100%自炊をするようになった
  • 自炊をすべき強烈な動機が刷り込まれて、料理がすごく楽しくなった

 

こんな人にぜひ読んで欲しいです。

 

  • コンビニで売っている食品を毎日のように食べている
  • 食事は毎日外食
  • 原因不明の体調不良にしょっちゅう悩まされる
  • 健康な子供をつくりたい

 

本書が素晴らしいのは、よくありがちな添加物の危険性をいたずらに煽るだけの本では決してなく、添加物にもメリットがあって使われていることを強調し、読者にそういった側面の理解を深めることも求めている点です。その上で、具体的にどのように行動したら良いかまで述べている点に本書の奥深さがあります。

 

また、添加物の詳細な物質名にはあまり触れていないので、入門書として最適です。より専門的な内容を学びたくなったら、後の記事でご紹介する本をぜひ手に取ってみて下さい。

 

10年以上前に書かれた本だけど、内容が一切色褪せていません。書いてある内容がそれぐらい本質的なことなんだと思いました。単なる食品添加物の解説本ならず、食の大切さを教えてくれる全日本人のバイブルとも言える一冊です。超オススメです。